モラルBOX日記

【田原市立田原東部小】菜の花エコプロジェクト・郷土愛を育む〜総合的な学習の時間の実践を通して〜

公開日
2016/02/24
更新日
2016/02/24

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 平成18年度からNPO法人(特定非営利活動法人)田原菜の花エコネットワークの方から菜の花学習への誘いがあり、以来10年間、総合的な学習の時間に菜の花学習を実施しています。「菜の花エコプロジェクト」から、環境問題に関心をもつと同時に地域の人たちとのつながりや郷土愛を育むことをねらいの一つにしています。
 4月当初、総合的な学習の時間を使って、簡単に学びのガイダンスを行い、1年間の活動の見通しをもたせました。4月下旬には、菜の花に集まるミツバチの観察「採蜜体験」を行いました。田原菜の花エコネットワークの方から説明してもらい、蜜蜂の種類や性質、遠心分離器で蜂蜜を採ることなどを知りました。「採蜜体験」の後も「菜種の収穫」「菜種の選別」「土を肥やすコスモスの種まき」「菜の花の種まき」「菜種油の搾油」などの体験でも田原菜の花エコネットワークの方からサポートしていただきました。搾油した菜種油を使って、秋に収穫したサツマイモと菜の花を天ぷらにして食べました。また、天ぷらで使用した廃油をロウソクづくりの原料に活用しました。「菜の花エコプロジェクト」の学習から食用油や廃油を工業用燃料として活用していることを知りました。菜の花から、蜂蜜が採れ、菜種油が採れ、廃油は燃料として活用できることを知り、改めて地域の特産である菜の花のよさに気付きました。協力していただいた田原菜の花エコネットワークの方に感謝の気持ちを伝えるために「感謝の会」を開催しました。菜の花について1年間学習してきたことや成果、自分たちが地域のためにこれからしたいことなどを発表しました。