【岡崎市立広幡小】本を通して豊かな心を育てる
- 公開日
- 2016/02/24
- 更新日
- 2016/02/24
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
広幡小学校では、子供たちに本の楽しさを知らせ、進んで本に親しもうとする気持ちを育てています。
月曜集会のときには、校長が本を紹介したり、絵本を読み聞かせたりしています。子供たちがよく知っているシリーズの本や、季節に合ったテーマの本が登場してきて、いつの間にか子供たちは本の世界に入り込んでしまいます。また、読み終わった本は、いつも校長室に置いてあるので、休み時間になると校長室は、子供たちでにぎやかになります。
また、毎週金曜日には、保護者や地域のボランティアの方々と、担任とがほぼ週交代で読み聞かせを行っています。このボランティアの名称は、「トトロの会」といいます。「トトロの会」は、平成10年に発足し、立ち上げた方たちの「本好きな子供たちを育てたい」という思いが今もなお脈々と受け継がれています。朝の読み聞かせの時間になると、学校全体がしいんと静まり返り、ときに笑い声が聞こえてくるといった、温かな雰囲気が漂います。昨年の12月14日(月)には、全校児童が体育館に集まり、年に一度の「大トトロの会」が開催されました。大型のスクリーンに絵本が映し出され、楽器で効果音を付けながら読み聞かせをしてくださいました。また、舞台の上では、大人たちが本の登場人物に変装して演技し、楽しませてくれました。
こうして本に親しみをもつようになった子供たちが、目的をもって自ら本を読むことができるように、毎週木曜日の朝の15分間を個人読書の時間としています。この時間は、子供たちが自分で選んだ本を読むようにしています。また学年が上がるにつれて、いつでも続きが読めるようにいつも本を1冊机の中にしまっておく習慣が身に付いている子供が増えています。更に毎年、秋に図書委員会が企画する読書月間では、各学年に応じて目標とする本の冊数やページ数を決めて、子供たちが自分の目標を達成するためにいろいろな本と出会い、心の栄養を摂(と)る機会となっています。
このように読み聞かせや個人読書などの読書活動を通して、子供たちがより豊かな心を育んでいってほしいと願っています。