モラルBOX日記

【碧南市立南中】 スマートフォン・携帯の正しい利用についての教職員研修会

公開日
2016/02/26
更新日
2016/02/26

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 1月8日(金)の午後、スマートフォン・携帯の正しい利用についての教職員研修会を行いました。講座名は「体験!体感!スマホ教室〜危険を知って安全に使おう〜」で、90分間の講座です。講師は愛知県県民生活部から事業委託を受けている方です。今回の講習のきっかけは、昨年、生徒指導の会合で受けた講座でした。現在も生徒の中にもSNSを巡るトラブルが絶えず起きています。そのため、スマートフォン・携帯の正しい利用を指導する教師が、まずは正しく理解することが必要だと感じて、すぐに本校での講習実施を依頼しました。スマートフォン等は上手に使えば大変便利な反面、使い方を間違えると、大きなトラブルを起こしたら、犯罪に巻き込まれます。子どもたちにスマートフォンを正しく使わせるためにどのようなことに気を付ければよいのか、大変有意義な学びとなりました。最初に驚いたのは、スマートフォンの利用実態のアンケート結果です。ネットで知り合った人と会ったことがあるかとの質問に対して15%の青少年が会ったことがあると回答したグラフがありましたが、講師の方が以前、高校で行った講座の中で聞くと、半数以上の生徒がネットで知り合った人と会うことに抵抗はないと答えました。大人とスマホ世代の子どもたちの間で大きな意識の差があることを強調してみえました。
 講座は保護者や教師等、子どもを見守る大人向けのものですので、大人が子どもたちに気を付けるべきことをどう教えるか、何に注意をしてスマートフォンを持たせるかを具体的にお話しいただきました。参加した保護者も便利になり過ぎた技術は危険と隣り合わせの状態を作っていることを改めて感じてみえました。他にも「無料通話アプリが発端のいじめ」や「プライバシーを守ることの重要性」、「コミュニティサイトで悪ふざけして取り返しのつかない問題となった例」「詐欺アプリへの対応」「コミュニティサイトを介しての性犯罪被害」等の内容について理解を深めました。これらの学びを生徒への指導に生かすとともに、次は、生徒たちのスマートフォンの使い方の講座の機会をもちたいと考えています。