【幸田町立幸田中】 トイレの「のれん」
- 公開日
- 2016/06/10
- 更新日
- 2016/06/10
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校は教育目標として「文武両道 〜知・徳・体 調和のとれた生徒の育成〜」を揚げており、本年度の重点努力目標の一つに「豊かな心を育む活動」があります。
以前より、本校の廊下からトイレが見えてしまうという意見が出ていました。そこで本校の工芸部の生徒たちが、トイレの入り口に設置する「のれん」を作りました。設置された後のトイレは、奥まで見えなくなり、人の視線を気にすることなく利用することができるようになりました。生徒の中から「みんなのためにのれんを作ってくれた工芸部に感謝したいと思います」という感想が聞かれました。また、のれんを設置したことで、生徒たちにトイレの使い方に対する意識の変化も見られるようになりました。スリッパを脱ぎながらそろえるのではなく、膝をつき、手でそろえる生徒が出てきたのです。
ちょっとした心遣いが相手へ伝わり、感謝の気持ちが自然と生まれてきました。そして、スリッパを手でそろえるという行動となって表れたのだと思います。一人でも多くの生徒が、相手のことを考えて行動できる人間へと成長できることを願います。