モラルBOX日記

【岡崎市立男川小学校】疑似体験をして理解を深める情報モラルの学習

公開日
2016/06/28
更新日
2016/06/28

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 先日の運動会に来ていた卒業生が、自分のスマートフォンで写真を撮ったり、LINEをしたりする姿を見た。中学生になると情報機器を手にする子が多いことを改めて実感した。そのため、小学生のうちから情報教育を進めることの必要性を感じた。より実践的な学びにするには疑似体験が必要だと考え本実践を行った。

 はじめに、「事例で学ぶNetモラル」より「メール依存」を紹介した。次に、「キューブキッズ4」の「チャット」を利用して会話をした。これがメールやLINEの疑似体験となる。しばらくすると慣れてきて、ふざけて適当に文字を打って遊ぶ子がいた。「初めてチャットをやってみて、睡眠時間を減らしてまでも、ずっとやってしまう気持ちが分かりました」という感想もあり、多くの子が夢中になっていた。その後、「文字によるコミュニケーションの良い面と悪い面」について話し合った。本学級では三分の一の子がメール等を利用したことがあったが、「チャット」を利用することで残りの子も体験をふまえて考えられ、疑似体験の良さを感じた。

 「事例で学ぶNetモラル」には、本実践で取り上げた他にも疑似体験をしながら学べるものがある。疑似体験を通して学び、実感を伴った情報モラル学習を進めていきたい。