【一宮市立朝日東小】トイレみがきは 心みがき
- 公開日
- 2016/06/30
- 更新日
- 2016/06/30
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
友達とコミュニケーションを図ることが苦手な児童が年々増えています。「相手の身になって考える」「次に使う人のことを考えて整頓する」といった当たり前のことにも、なかなか気付くことができずトラブルの原因ともなっています。そこで、本校では、友達との関係を大切に思う気持ちと周りの人に感謝する心を育む活動の一つとして、『トイレ掃除に学ぶ会』を実施しています。
『トイレ掃除に学ぶ会』には、4〜6年生の児童と保護者の希望者が参加しました。トイレ掃除についてのミニ講演会後、ボランティアの方々と一緒に6年生の児童と保護者により、トイレ掃除実習を行いました。
児童は講演会において、「心を取り出してきれいにすることはできないが、トイレを掃除するという行動を通して心を磨くことはできる」と教えていただいたが、実際にトイレの便器の前に立つと、なかなかそんな気持ちになれませんでした。しかし、一緒に掃除をしてくださるボランティアの方々の優しさに触れるとともに、磨いて徐々にピカピカになっていく便器を目の当たりにし、子どもたちは「掃除してよかった」という気持ちに変化してきました。実習後の感想では「汚れが落ちなくてもあきらめないこと、地道な努力が大切。それは、掃除以外の場面にも共通すると思う」「きれいになったとき、達成感があった。心が磨かれたことを実感した」など、児童の心の成長を感じさせるものが多く見られました。この気持ちを大切にもち続けることができるよう、これからも働きかけていきたいと思います。