【豊田市立朝日丘中】サイバー犯罪防止教室
- 公開日
- 2016/06/28
- 更新日
- 2016/06/28
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
○活動のねらい
本校では年に2回「生活アンケート」を実施しているが、その中で携帯電話を所持しているかどうかを問う項目がある。アンケートを集計すると、全校749名のうち約60%の生徒が携帯電話を所持していることが分かった。携帯電話の使用が日常化している現状を踏まえ、その利便性とともに危険性を理解させ、自ら対処法を考えるきっかけをつくるために、「サイバー犯罪防止教室」を行った。
○生徒の実態
全校生徒749名中、携帯電話を所持している生徒が60%おり、その中でスマホを所持している生徒は43%にも及んでいる。今年度も携帯電話に関するトラブルが続き、その都度指導しながら携帯電話を使用する際の危険性について話をしている。
本授業では、このような現状を踏まえてサイバー犯罪に関わる問題性を再認識させるとともに、その問題が身近にあることを理解させたいと考える。
○授業の内容
豊田警察署、生活安全課少年係、スクールサポーターの方々をお招きして、サイバー犯罪防止教室を行った。まず、少年係の方々から生徒への質問を通して、サイバー犯罪が生徒の身近に存在することを理解させた。
Q1:オンラインゲームに「無料」と書いてあるが、本当に無料でできるだろうか?
Q2:知らない人からのメールをとりあえず読みますか?
Q3:インターネット上に載せた情報は誰でも見ることができる?
Q4:友達が面白い顔をした写真をネット上にアップしても良い?
LINEでのやりとりを例にとりながら、ネットでのやりとりだけでは本音が伝わらないことを学ぶ機会となった。例えば、声のトーンや抑揚がない中で相手の思いを理解することができないことや、LINEのグループ外しによるいじめなど、身近なところから生徒は考える機会となった。
○生徒の感想
・私は携帯電話を使い過ぎていると実感しました。携帯電話依存度チェックでは、依存症になりかけているという結果が出たので、日ごろから気を付けたいと思います。家族で携帯電話についてのルールを決めていないので、家族で話し合って決めていきたいと思います。
・僕はインターネットを使うことが多くあり、以前「住所とメールアドレスを入力してください」という見たことがない表示が出てきました。親がいなくて相談できず削除しました。今日の授業を受けて、インターネットを使う際はウイルスやなりすましなどにねらわれているという危機感を自分はもっていたと感じました。