【半田市立青山中学校ならわ学園分校】体験活動
- 公開日
- 2016/07/04
- 更新日
- 2016/07/04
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
青山中学校ならわ学園分校がある「ならわ学園」の隣には、「新生寮」という救護施設があります。分校の生徒は、毎年この新生寮で体験活動を行っています。体験学習のねらいは次の3点です。
1.他を思いやる気持ちを育み、福祉に関心をもつ。
2.社会に役立つ自分や自己の成長に気付き、自己効力感を高める。
3.あいさつ、礼儀などの社会性を身に付ける。
そして、これらのねらいを達成するために、年間5回(10単位時間)の体験学習を行います。
今年度は、平成28年6月24日(金)に1回目の体験活動を実施しました。この日は、今年度初めての体験学習であったため、新生寮の職員の方にオリエンテーションを行っていただきました。利用者の方との関わりにおいて、利用者の方の個人の尊厳を何よりも大切にしなければならないことを教えていただきました。その後、施設の見学をする中で、非常口の表示が大きく書かれているのを見た生徒は、利用者の方を大切にする職員の方々の配慮や優しさを感じ取っていました。更に別の生徒は、利用者の方の笑顔を見て、楽しい行事や快適な環境が用意されていることに気付きました。
施設見学を終えた後、利用者の方との交流会を行いました。将棋やトランプ、オセロを一緒に行いました。最初は、緊張から様子をうかがっている生徒の姿が見られましたが、次第に打ち解け、交流会の終わり頃には生徒も利用者の方もみんなが笑顔になりました。オセロをしていた生徒は、利用者の方のペースに合わせたり、ひっくり返し忘れたオセロに気づき優しく伝えたりする姿を見せました。
1時間強のわずかな時間ではありましたが、生徒たちは様々なことに気付いたり、感じたりすることができました。そして、相手のために行動しようとしていました。今後、2学期末までに、草刈り、居室のシーツ交換、DVDのラベル貼り、農作業の4つの作業を、順番に全員が体験する予定です。生徒たちの生き生きと活動する姿が、今からとても楽しみです。