【尾張旭市立旭丘小】友だちのよいところ
- 公開日
- 2016/07/20
- 更新日
- 2016/07/20
ちょっといい話
2年生のあるクラスへ、帰りの会の指導に行ったときのこと。
司会の子が、「今日のピカピカさんを発表してください」と言うと、たくさんの子の手が勢いよく挙がった。どの子も、椅子からおしりが浮き上がるほど、発表したいという気持ちを全面に表し、ピンと手を伸ばしている。司会の子が、「○○さん」と指名すると、指名された子が「今日、△△さんが、消しゴムが落ちたときに拾ってくれました」と満面の笑みを浮かべながら、元気に発表した。すると、教室全体からたくさんの拍手がわき起こる。そんな中、教室中の視線が集まる先では、△△さんが照れながらも何とも言えない笑顔を見せていた。こんなやりとりが続く様子を、「これがきっと毎日の光景なのだろう」と思いながら、しばらく黙って見守った。司会の子が「先生のお話です。いい姿勢をしてください」と続けた。背筋をぴんと伸ばし、きらきらした目で私を見ている子どもたちに、「みんなとっても良い顔をしているね。明日もその笑顔で元気に学校に来てください」と一言。そんな私の顔も、とびきりの笑顔となっていた。最後に全員で「さようなら」と元気にあいさつ。どの子も笑顔いっぱい。「また明日、この笑顔に会えることが楽しみだな」と思いながら、子どもたちを見送った。
6年生でも、クラス全員分の良いところを自主学習のノートいっぱいに書いてきた子がいると聞いた。2年生の帰りの会を思い浮かべながら、きっとあの光景がここにつながっているのだなと感じた。人の良いところに目を向け、気づいてあげられる。そんな子どもたちがたくさん育っていることをうれしく思った。幼い頃の経験・体験は、良くも悪くもその人の人柄を大きく左右する。旭丘小学校での日々の心温まる生活が、子どもたちがより良く成長していくための糧となるよう、今後も全力で支援していきたい。