【あま市立甚目寺南中】大会で手にした「価値のあるもの」
- 公開日
- 2016/08/16
- 更新日
- 2016/08/16
ちょっといい話
5月28日(土)に行われた海部地区陸上競技大会。年度が始まって間もない時期、毎年陸上部の活動は短い期間の中で練習をしています。また、特設の部活動であるため、2、3年生は通常の部活動の練習後に陸上練習をしています。中でもリレーの選手は種目競技の練習を終えた後、残ってリレーの練習をします。本校のリレーは、毎年良い結果を出しており、今年もリレーの選手は練習に熱心に励んでいました。
大会当日、低学年男女リレー、女子リレー共に練習の成果を発揮し、西尾張大会出場を手にすることができました。いよいよ最終、男子リレーが始まりました。好スタートを切り、1走から2走へのバトンパスの時でした。前方を走る学校が進路を妨げたようでした。応援していた生徒や教員の目にもそのように見えました。人一倍負けず嫌いが多い今年の3年生男子。レース終了後に担当教員と一緒に、審判長に確認に行きました。。
しかし、残念ながら結果は7位。順位が繰り上がることはありませんでした。ところが、閉会式終了後、リレー選手2名が再び審判長のもとへ。
彼らは「自分たちの話をきちんと聞いてくれてありがとうございました」と、感謝の気持ちを審判長に伝えに行ったのでした。西尾張大会の出場権は6位まで。甚目寺南中男子リレーは惜しくもその権利をつかむことはできませんでした。しかし、それ以上に「価値のあるもの」を手にしたような気がしました。そして、その行為を知った人たちは不思議なほど心が温かくなるのを感じたのでした。