【西尾市立一色中部小】本は心の栄養だ〜地域の方とのふれあいを通して〜
- 公開日
- 2016/09/01
- 更新日
- 2016/09/01
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎週木曜日に地域の読み聞かせボランティアさんによる読み聞かせがあります。もう何年も続いているこの活動には、保護者の方だけでなく、お子さんやお孫さんが本校にいなくても、子どもたちの心に届く読み聞かせをという気持ちで参加してくださる方々もいらっしゃいます。低学年、中学年、高学年交代で行われている読み聞かせを、子どもたちもとても楽しみにしています。時には効果音もつけて行われることもあります。昔話あり、外国の物語あり、とんち話や思わず声を上げてしまうようなお話ありと、朝の20分間がとてもゆったりと穏やかな雰囲気に包まれます。
「本は心の栄養」と言われるように、ボランティアさんはいつも、子どもたちが笑顔いっぱいになったり、思わず叫んだりしてしまうぐらい心を動かされる本を選んでくださいます。ボランティアさんの読み聞かせがない木曜日は、各クラスの担任が読み聞かせを行っていますが、やはりボランティアさんの読み聞かせの方が、子どもたちが本の世界に入り込んでいるように思われます。
また、年に一度「全校読み聞かせ」が行われます。昨年は東日本大震災のときのことを題材にした「つなみてんでんこ はしれ上へ!」を読み聞かせで行っていただきました。照明を消して暗くした体育館で、効果音や音楽にのせて読まれるボランティアさんたちの迫力のある読み聞かせに、子どもたちは、今自分たちがその地震や津波を体験して逃げなくてはならないという気持ちなったようでした。
様々な形で地域の方々が子どもたちの心の育ちに関わってくださっています。特に読み聞かせボランティアさんたちは、本の世界を通じて、子どもたちの心を揺さぶり、素直な気持ちを表現できるよう、子どもたちの心にたくさんの栄養を与えてくださっています。これからも子どもたちの心を育てる地域の方の活動を大切にしていきます。