【南知多町立豊浜中】写真や動画が流出する怖さを知ろう
- 公開日
- 2016/09/13
- 更新日
- 2016/09/13
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
7月20日(水)に体育館で「写真や動画が流出する怖さを知ろう」と題して、人権学習・情報モラル教育を行いました。実際に起きてしまうことが想定される映像を基に、スマートフォンやSNSを使ったトラブル、個人情報の取扱いについて考えました。生徒たちにとって、安易な考えで行動したことで、取り返しのつかないことが起きてしまうことや、法に触れる危険性について改めて知ることができました。今後の生活態度の向上と改善を図る機会となりました。
−当日の内容−
(1)動画を視聴する。
『教材6 ネット被害(中2〜高3) 写真や動画が流出する怖さを知ろう 全編https://www.youtube.com/watch?v=kAxjbkXovvs 』
文部科学省がネット上にあげている動画になります。よろしければご覧ください。
<動画の内容>
高校の授業後の教室での風景である。クラスメイトAが放課後に教室で自分の写真を撮った。その画面に後ろで着替えている最中の友人Bが写り込んでしまった。「勝手に撮らないで」と友人Bが訴えたことに対して腹を立てたクラスメイトAは無料通信アプリ上に着替えている友人Bも写っている写真をアップしてしまった。また、腹いせに友人Bの悪口を追加で書き込んだ。そのことが分かった友人Bは学校へ行くことができなくなってしまった。
(2)生徒に何がいけなかったか考えさせる。
<生徒の意見>
・周りを気にせず、写真を撮ってしまったこと。
・深く考えず、写真をインターネット上にあげてしまったこと。
・友達の意見を無視したクラスメイトAが悪い。友人Bがかわいそう。
(3)まとめ
・インターネット上にあがったものは、全世界に公開される可能性がある。
・SNSや無料通話アプリ等への写真や情報は、次々と拡散していく。それらを全て消すことは非常に難しく、深刻な問題に発展する。
・もし写真に個人情報が写っている場合は、ストーカー被害や詐欺など、さらに危険なことに巻き込まれる可能性もある。
・他人の写真や動画の公表・提供を勝手にすることは、犯罪である。
・被害に遭わないためには、写真を撮らせたり、送らせたりしないこと。
・もし被害に遭ってしまったら一刻も早く保護者・学校の先生・警察・人権相談の窓口等に相談する。
生徒が携帯電話、スマートフォンを使い始めたときに起こるかもしれない問題について正しく判断し、生徒が被害に遭わないようにするために、教師も一緒に考えていきたいと思います。
今後の予定としては、情報モラル講演会として専門の方に来ていただき、さらに詳しい話を11月29日に聞く予定です。