モラルBOX日記

【岡崎市立六ツ美北部小】福祉実践体験

公開日
2016/09/23
更新日
2016/09/23

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 六ツ美北部小学校の6年生は、毎年、福祉実践体験の場を設定し、「車椅子体験」、「高齢者疑似体験」、「点字体験」を行っています。
 「車椅子体験」では、体育の授業で使うマット(厚さ7cm)の段差を通る際、車椅子に乗っている児童は、体が浮き、後ろにひっくり返りそうになります。大変不安な表情を見せます。また、介助している児童は腕に力を入れ、車椅子を押し上げることに苦労をしていました。そして、マットとマットの隙間を移動する仕方や、段差を下りる方法などでは、講師の方から車椅子の扱い方を聞き、こつをつかんで介助ができるようになりました。

 「高齢者疑似体験」では、重りの入ったベストを着て、視界が悪くなる眼鏡をかけ、階段の上り下りをしました。思うように歩けず、「おじいちゃんやおばあちゃんが『つらい』と言う意味が少し分かったような気がする」と、つぶやきも聞かれました。
 「点字体験」では、テキストを見ながら、点字器を使って文章を書きました。視覚障がい者の方が、6か所の凸の位置や数で、文字が読み取れることに驚いていました。
 体験後のまとめのプリントには、「障がい者の方だけでなく、町で困っている人を見つけたら声を掛け、手助けできるようになりたい」という温かい言葉が書かれていました。この体験を高齢者や障がい者の立場を理解するよい機会とし、今後の生活に生かしてほしいと思います。