モラルBOX日記

【半田市立乙川小】ときめきウィークのペア読書

公開日
2016/10/04
更新日
2016/10/04

ちょっといい話

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本校では、学期に1回、ときめきウィークという読書週間を設けています。その中の取組の一つに、ペア読書と題して、高学年児童が低学年児童に読み聞かせをするというものがあります。

 低学年児童は、自分が読んでもらいたい本を思い思いに選び用意をします。本を選ぶことができると、それを高学年児童に渡して、読み聞かせをしてもらうようお願いします。
受け取った高学年児童が、休み時間などに練習をしますが、特に指示を出していないときにも一生懸命練習に取り組む児童が多く、低学年児童に対する思いやりを感じることができます。

 ペア読書当日には、高学年児童が教室までお迎えに行き、手をつないで教室まで連れていきます。いつもは、まだまだ甘えたい年頃の子どもたちも、この日ばかりは、お兄さん、お姉さんの顔つきで対応しています。
親が子に本を読んであげるように挿絵を見せながら、何とも優しい声で読み聞かせをする高学年児童の姿があちこちに見られます。低学年児童も挿絵をのぞき込むように近づき、互いが寄り添っている光景はとてもほほえましいものです。

 活動が終わった後もお兄さん、お姉さんは、ペアの児童が気になって仕方ないようで、休み時間になると自分のペアの児童を誘って外へ遊びに行く姿が、よく見られるようになります。教室へ戻ってきたときうれしそうに話をしてくれる姿もどこか誇らしげな雰囲気が伝わってくるものです。
 年下を気遣う高学年と、笑顔でそばにいる低学年の様子は、「ちょっといい」ではなく、「すごくいい」と感じます。