【豊田市立敷島小】郷土愛を高めるふるさと学習
- 公開日
- 2016/10/24
- 更新日
- 2016/10/24
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、生活科、総合的な学習の時間を「ふるさと学習」として、地域の「ひと・もの・こと」を活用した体験的・問題解決的な学習を通して、郷土を愛し、誇りに思う児童の育成を進めている。学年ごとにテーマを決め、学習を進めているが、学校全体で取り組む活動として「わんぱく自然アドベンチャー」の活動も行っている。「わんぱく自然アドベンチャー」では、隔年で「山のアドベンチャー」と「川のアドベンチャー」の二つの活動に取り組んでいる。
山間地の自然を生かし、「山のアドベンチャー」では学区内にある神社や史跡に出かけ、「川のアドベンチャー」では学区内の加塩川、介木川に出かけて、自然の中で遊びを楽しんでいる。わんぱく自然アドベンチャーのねらいは地域の恵まれた自然のよさを、体験活動を通して子どもたちに実感させることである。
「わんぱく自然アドベンチャー」は「なかよし班」という縦割り班で活動している。「なかよし班」は掃除や全校遊びなど、年間を通して活動を共にする集団である。このアドベンチャー活動においても高学年が中心となり、事前に遊びの計画を立て、当日は班単位で計画した遊びを行う。そして活動後は、全員で写真とそれぞれの感想を模造紙にまとめながら活動を振り返っている。
今年度は6月20日に「川のアドベンチャー」を行った。どの班も6年生の班長を中心に上級生が下級生の安全に気を配りながら活動していた。隔年で活動しているため、上級生はこれまでの経験から予見できる危険な場所や行為への対応も心得ていて下級生をリードしている。前回1年生のときに川のアドベンチャーを経験している3年生も2回目となると慣れたもので、「ここは滑りやすいから、気を付けてね」などと1、2年生に声をかけている姿も見られた。活動後の振り返りでは、「川の滑り台は期待通り楽しかった」「えびみたいな生き物やメダカがいっぱい採れて楽しかった」「初めての水切り、2回飛んでうれしかった」など楽しい思い出がたくさん語られた。
恵まれた自然が身近にありながら、子どもたちがこうして自然の中で遊ぶ機会は数少ない。そのため、どの子どももこのアドベンチャー活動を楽しみしている。今後もこの活動を通してふるさとの自然の豊かさを実感し、郷土を誇りに思う心を育んでいきたい。