【一宮市立大徳小】福祉実践教室
- 公開日
- 2016/11/01
- 更新日
- 2016/11/01
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
障がいをもった人や子ども、高齢者等様々な人が暮らしている社会で、「共に生きる」明るい社会をみんなの手で築き上げることが今日的な課題となっています。本校では、児童が「車いす体験」「高齢者疑似体験」「視覚障がい者ガイドヘルプ体験」をすることにより、日常的な実践活動への契機とするために、社会福祉協議会の方々を招いて、4年生を対象とした福祉実践教室を行っています。
「車いす体験」では、二人がペアになって、段差や障害物を通りました。子どもたちは、「3cmの段差を越えるのが大変だった」と、少しの段差が大きな障害になることを身をもって知りました。「高齢者疑似体験」では、年齢を重ねたときに、身体はどのような状態になるかを学びました。階段の上り下りや手先の操作、新聞を読むことなど、日常生活の一つ一つにとても時間と労力がかかることを感じました。「視覚障がい者ガイドヘルプ体験」では、目の不自由な人を案内するときにはどうすれば良いか、見えないとは、どのような状態になるのかを学びました。子どもたちからは、「アイマスクを付けた友達をガイドするのは、とても怖かった」「目が見えないと、どこまで階段があるか分からず、すごく緊張した」と話していました。
今回の体験は、福祉活動を身近に感じる貴重な機会になりました。いろいろな人との出会いと経験が、子どもたちの成長にとって欠かせないものであると改めて感じた時間でした。