モラルBOX日記

【弥富市立弥富中学校】 道徳の授業を通して生徒を育てる

公開日
2016/11/04
更新日
2016/11/04

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 弥富中学校では、「仲間と学び合い、よりよく生きる生徒の育成」というテーマを掲げ、平成31年度の教科化を見据えて道徳の授業研究を中心に取り組んでいます。道徳の取組については、「多様な価値に気付き、互いに高め合う道徳の授業を通して」という目標をもち、よりよい主発問の設定や話合いの場づくりを意識した授業づくりを実践しています。
 今回の取組の中心として、学年の担当教師が学年の全クラスを回って授業を行う「ローテーション授業」を実践しています。10月までに、担任が学年の全クラスで行った授業では、実践を重ねる中で無駄な発問が精選され、ねらいに迫る主発問を設定した授業が多くなりました。また、道徳を通じて頻繁に話合い活動をすることで、「自分の考えを話したり、発表したりすることが苦手」という生徒が少なくなっています。
 実際の授業では、ある教材で家族を守るために食べ物を盗んだ少女に対して、「家族のために食べ物を盗んでしまった優しい少女に罰を与えるのはかわいそう」と考えていた生徒が、仲間との話合いを通じて「自分はどちらかというと人を思いやることを優先してしまうけど、ルールというものはやっぱり大切なので、ルールの範囲内で人を思いやって行動できるようになりたい」と考えに変容が見られ、遵法精神と思いやりのバランスについて気付く等、道徳的価値の理解に深化が見られます。
 また、教師個々のスキルアップを目指して、8月には岐阜聖徳学園大学教授の玉置崇先生による「授業法研修」や南山大学講師の土屋耕治先生による「ファシリテーター研修」を実施し、私たちの日頃の授業の在り方や、話合いを円滑に進める方法について学びました。
 このような取組を通じて、仲間とともに学ぶことで自らの考えを深めることができる学校の長所を最大限に生かし、社会の中でよりよく生きる生徒の育成をより一層目指していきたいと思います。