【春日井市立鳥居松小】たった一言の違いが・・・
- 公開日
- 2016/11/30
- 更新日
- 2016/11/30
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
スマホ依存、課金、ネットいじめなどスマートフォンによって引き起こされる問題は多岐にわたっている。また、本校5年生のスマートフォンの所持率は全国平均よりも高いという実態がある。そこで、スマートフォンが原因で起こる問題点に気付かせ、トラブルを回避する方法を身に付けさせるために、実話を基にした映像教材を用いて、5年生のクラスで授業を行った。
まず、児童に、スマートフォンのよい点と問題点を発表させた。よい点としては「インターネットができる」「メールができる」などが、問題点に関しては「歩きながらスマホをする」「いじめにつながる」などがあがった。そこで、「NHK for School スマホ・リアル・ストーリー」を児童に視聴させ、無料通信アプリのトラブルの原因や回避策を考えさせることとした。主人公と友人3人のやりとりの中で、主人公が入力した何気ない一言が原因で、友人関係が悪化していく。そこに至るまでの主人公や友人3人のとった行動や気持ちについて児童に考えさせた。
そして、実際に会って話すこととネット上のコミュニケーションとの違いを話し合い、「相手の顔を見ると、どういう気持ちかわかる」「ネット上だと、顔の表情や声がわからないから、同じ言葉でも捉え方が違ってしまう」などが出された。ネット上でのコミュニケーションで気を付けなければならないこととして、「相手がどう感じるかを考える」「間違いに気付いたら、すぐに伝えたかった内容を直接言う」などの発言が児童からあがった。
最後に、児童の発言をもとに「文字や絵だけでは自分の伝えたいことは伝わらない」「大事なことは直接言う」の2点をまとめとして、授業を終えた。