【春日井市立篠原小】地域・家庭・全校挙げての「みどりのまつり」
- 公開日
- 2016/12/01
- 更新日
- 2016/12/01
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年11月の「みどりのまつり」で、鬼まんじゅう作りとなかよし班(縦割り班)の出し物を行っています。
鬼まんじゅう作りは、5月に6年生がサツマイモを植えるところからスタートします。秋まで6年生が大切に育てたサツマイモを、1年生が掘り、2年生が洗い、3年生が皮をむき、4年生が切り、5年生が鬼まんじゅうにします。全校挙げての鬼まんじゅう作りのリレーが「みどりのまつり」でゴールを迎え、「みんなで作った」鬼まんじゅうを収穫の喜び、食への感謝とともに頂きます。「おいしかった。最後だから」と鬼まんじゅうのことをしんみり話す6年生の言葉に6年間の重みを感じ、じんとくるものがありました。
なかよし班の出し物は、下級生の意見を聞きながら、6年生が中心に考え、準備をします。当日は前半・後半でそれぞれの班の子どもたちがお店屋さん役とお客さん役を交代で行っています。お店屋さん役では、宣伝、ゲームの説明、計時や道具の準備等、学年に応じた役割を6年生が割り振り、それぞれが責任を果たそうと全力で活動します。また、地域の老人会「高砂会」の方も、子どもたちのためにパターゴルフの出し物を行ってくださっています。保護者や福祉施設の方には、鬼まんじゅうを食べたり、出し物のゲームに挑戦したりしていただいています。高学年にとっては、立案・実行する力、相手を思いやり、自分の意見をどのように伝えるかのコミュニケーション能力を高める絶好の場となります。
4月から行ってきた縦割り班活動も「みどりのまつり」で山場を迎え、ぎこちなかった高学年がこのまつりが終わる頃にはすっかり頼もしくなります。こうした様子が下級生の手本となり、次の6年生、また次の6年生へとつながり、本校の「心の教育」の積み上げとなっています。下級生からの「6年生のような6年生になりたい」という声、6年生のやり切ったという顔が、何よりの成長のあかしだと感じます。