モラルBOX日記

【知立市立知立南中】職人さんの仕事を見よう、伝統文化のよさにふれよう

公開日
2016/12/05
更新日
2016/12/05

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 9月23日に講師として、地元の老舗和菓子屋の店主をお招きし、「職人から学ぶ会」を行いました。生徒が働くことの意義について考えるきっかけとなるよう、職場体験学習の一つとして、また、日本の伝統文化のよさを身近に感じることができるよう、「和菓子のデザイン」の美術の授業とも関連させた講演会を行いました。
 講演では、生徒の目の前で、道具を巧みに使いながら、ほんの数分で和菓子を手際よく作られる職人さんの姿に生徒は感銘していました。「さくらんぼをイメージして和菓子を作るとき、実際のさくらんぼのようには作れないが、さくらんぼからイメージしたもの(実演では、桜の花びらにさくらんぼの実をつけたものを作られていました)を本物に見立てて和菓子を作っている」と、和菓子を作る上での一工夫についても話されていました。
 講演を聴いて、お客様が目で見て、手にとって食べて、味わいながら楽しむことができるよう、きめ細やかな配慮がなされていること、職人としてのこだわりを感じました。講演後、「和菓子はふだん、あまりなじみがなかったのですが、職人さんがこだわりをもって、和菓子を作っていることが分かりました。また、一つ一つの作業を丁寧に、そして手際よく短時間で和菓子を作っていて、本当に職人さんの仕事はすごいなと思いました」と生徒が感想を書いていました。
 ふだんなかなか接することのない地元の職人さんの仕事ぶりを垣間(かいま)見て、働くことについて思いをはせ、伝統文化をめでるよい機会となりました。