【江南市立宮田小】「携帯安全教室」で学んだ、相手を思いやる心の大切さ
- 公開日
- 2016/12/08
- 更新日
- 2016/12/08
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校の5年生は、自分用の携帯電話を所持する子どもが半数程度であるものの、かなり多くの子どもがタブレット端末やゲーム機など、インターネットに接続できる機器を自由に使える環境にある。トラブルに巻き込まれたり、誰かを傷つけたりすることなく安全に情報を扱うことができるように、携帯電話会社の方を招いて、「携帯安全教室」を開いた。
「携帯安全教室」で子どもたちに伝えられたことは次の2点であった。
(1)個人情報を守ること
(2)メールやSNSの文章に自分の心を込めること
子どもたちは、写真を撮ったり撮られたりすることに慣れている。しかし、その写真を安易にインターネットに掲載することが、どれほど危険なことかということまでは理解していなかった。写真に写ったほんのわずかな情報からでも、場所や個人を特定され、危険なことに巻き込まれる可能性があると知って、「これからは、簡単にアップしないようにしよう」と襟を正す姿が見られた。
また、メールやSNSで顔を合わせず、文章だけで会話をやりとりする場合には、誤解が生じやすいことをドラマ仕立ての映像を見て学んだ。簡素な文章が悪意をもっているかのように間違って伝わってしまったり、入力した文面からしか相手に伝わらないために、言葉が足らなくて、意図せず相手を傷つけてしまったりすることがあることを具体的なやりとりをもとに見ることができた。実際に携帯電話を使用していない子どもたちにも、気持ちが伝わるように、受け取る相手のことを考えてからメールを送信する大切さを確認する良い機会となった。