【一宮市立千秋東小】豊かな心をもち、たくましく生きようとする子どもの育成を目指して
- 公開日
- 2016/12/12
- 更新日
- 2016/12/12
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校は、田畑に囲まれた自然豊かな地域に位置し、児童数261名という小規模校の特長を生かして、児童が安心して登校できる楽しい学校作りに努めています。
まず、児童会行事や生産的行事、清掃活動では、ペア学年や縦割りグループによる異学年交流を行っています。低学年は高学年に導かれる中で、新しい発見をしながら高学年を敬う気持ちが芽生えていき、高学年は低学年を導くことによって、判断力や相手を思いやる心を育んでいきます。教師はペア作りや交流のきっかけとなる場作りを手伝いますが、後は高学年が低学年をリードしていく様子を見守ります。
また、地域の方々も、いろいろな形で積極的に学校の教育活動に協力してくださっています。全校でイチゴやサツマイモの植付や収穫を、5年生は米作りと餅つき、6年生はしめ飾り作りと貴重な体験をすることができ、生産の苦労や喜びを体感しています。他にも、登下校見守り隊や図書・緑化ボランティア、昔遊びのお年寄りボランティアなど、温かい支援を頂いています。
さらに、近くのお年寄りの施設との交流も順調に進んでいます。施設のお年寄りの方々に運動会や学習発表会など学校行事を参観していただき、本校からも2・3年生の児童が生活科や総合学習で施設を訪問させていただいています。
児童がいろいろな活動の感想を書きためておく『主役カード』には、「初めて田植や稲刈りをやってみて、楽しかった。でも、米作りは大変だなあ。お米を大切にしよう」「1年生に大きい方のサツマイモをあげたら、すごく喜んでくれた」「(施設の)おばあさんが私たちの踊りを見てうれし泣きをしたので、がんばってよかった」等書かれています。児童は、温かい環境の中で、友達と協力して物事を成し遂げる達成感や人のために尽くす喜びを味わいながら、生き生きと活動しています。