モラルBOX日記

【新城市立鳳来中学校】自らを振り返る人権作文の読み聞かせ

公開日
2017/01/04
更新日
2017/01/04

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 人権週間中の4日間、朝の10分間(通常は読書タイム)を利用して『人権作文』の読み聞かせを行いました。人権についての自らの言動や考え方を、生徒が振り返る時間となることを願っての取組です。8時15分のチャイムを合図に、全11クラス一斉に学級担任が同じ作文を読み聞かせ、生徒は感想を書きます。
 今年は、いじめ問題、ハンセン病差別、障害者差別、戦時中の人権問題に関わる作文を取り上げました。6分間ほどの読み聞かせの時間は、学校中がシーンと静まり返り、読み聞かせの声だけが響きます。中には目頭を押さえながら聞き入っている生徒もいます。そして読み聞かせの後、一言も話さず感想文を書きます。生徒の聞く姿勢や、生徒が書いた感想文から、この10分間が、生徒の心を揺さぶる時間になっていたことが分かります。

 以下に感想を抜粋したものを載せます。
○親にもらった大切な命を捨ててまでも逃げ出したくなるようないじめが起きることは、悲しくて残酷です。身の回りでいじめが起きたらどんな声を掛けてあげようか、自分がいじめを受けたらどうしようか、真剣に考えさせられる作文でした。
○私自身、人を見た目で判断してしまうことがあります。でも、それがどれだけ失礼なことか、人を比べて自分よりできない人を下に見る人が価値のない人だと分かりました。本当に大切なことは何かを考え、人を大切にして生きていきたいです。
○ハンセン病のことのように、誰かが人に伝えてくれることで、差別の怖さ、怒り、苦しみなどが分かります。伝えることは大切だと分かりました。

 今後も、生徒の琴線に触れる機会になることを願って、人権作文等の読み聞かせを行っていきたいです。

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