モラルBOX日記

【東海市立緑陽小】5年生を対象としたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の使用について

公開日
2017/01/10
更新日
2017/01/10

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 緑陽小学校の5年生では、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の使用について、アンケートを取り、指導をしました。
 アンケート「1.あなたはラインなどのSNSをやっていますか?」に対し、「やっている・やったことがある人」は48%、「やったことがない人」は、52%でした。このことから、半数程度の人がやっていたり、やったりしたことがありました。今後、進級するにつれて、使用する人が増加していくことは、予想できます。
 アンケート「2.あなたは、ラインなどのSNSでのトラブルなどで困ったことがありましたか?」に対し、「ある人・あった人」は10%であり、それは4・5年生の時期でありました。また、事例として、「グループラインでの悪口」「グループラインから抜けてからの悪口」「知らない人からの連絡」などが挙がりました。数字だけ見ると、トラブルは少ないように感じます。しかし、一つ一つのトラブルは複雑で、すぐに解決することができません。また、誤解が晴れても、元通りの関係に戻ることが難しいのが現状です。きっかけは、ちょっとしたすれ違いや言葉のニュアンスの取り違いなどの僅かなことで、どんどん悪口や陰口などにエスカレートしていく傾向があります。また、グループライン内のインターネット上の問題から、ふだんの生活に発展して、学校生活や日常生活に大きく支障が出てきます。
 アンケート「3.ラインなどのSNSに悪口を書いて、たくさんの人に見られてしまうようなことがあった場合、犯罪になることもあります。そのことは、知っていますか?」に対し、「知っている人」は52%、「知らない人」は48%でした。これは、驚きの事実でした。悪口はいけない、いじめはいけないと分かっていても、犯罪になる場合もあることを知らずに書き込んでいる人がいます。SNSでの悪口の書き込みや画像、映像の貼付けは、万引きや暴力と同じ犯罪だということを強く知らせたいです。
 以上の内容を中心に子どもたちに話をしました。特に、書き込みなどが犯罪になることを確認し合い、大切な友達との関係が壊れていくことなどについて考えさせました。
 これからも、学校からの呼びかけを継続して行い、子どもたちのトラブルがなくなり、充実した学校生活ができるようにしていきたいです。