【長久手市立長久手中】情報モラル講習会
- 公開日
- 2017/01/20
- 更新日
- 2017/01/20
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
近年、スマートフォンの急速な普及により、学校を取り巻く環境も大きく変化した。中学校におけるSNSでのいじめや嫌がらせが大きな社会問題となっている。
本校の生徒にアンケートを実施したところ、「携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをする」と回答した生徒は、全校の7割程度であることが分かった。学年が上がるごとに減っていく傾向にあるものの、仲間はずれ、いじめ、私的な写真の無断掲載など、ネット上でのSNSを中心とするトラブルは、ゼロにならないのが現状である。
そこで、本校では、毎年1回、企業の講師を招き、情報モラル講習会を行っている。今年度は、学年始まりの4月25日に講師の方を招いて実施した。この講習会では、LINEにおけるメッセージの正しい伝え方やネットの炎上の危険性などについて分かりやすく説明していただいた。また、生徒同士で解決策を考える場面もあり、とても意義深い内容の会であった。
また、本校では、学年ごとに情報モラル教育を行っている。例えば、現3年生は、入学して間もない頃に、ネットによるいじめ、ネット依存症、個人情報流出の危険性などを、ニュース番組を視聴させながら指導を行った。一方、社会科・公民の学習では、「情報化」という単元において、より実践的な情報モラル教育を実施している。
さらに、学年懇談会や個人懇談会などを通じて、情報モラルに関する保護者の理解と協力をお願いしてきた。早い段階からの学年一丸となった指導と早期対応の甲斐もあり、ネットトラブルにおける生徒指導の機会もかなり少なくなった。
ネットトラブルが少ないことは、学校生活の中での生徒同士の関係がより良好になっていくことにも繋がる。実際、学級・学年問わず生徒間の仲が非常に良くなり、勉強にも意欲的に取り組むことができるようになってきた。また、教師と生徒との関係もとても良好になってきていると感じる。
次年度も、学年、全校においてモラル教育は重点的に実施していく。学校が中心となって、家庭や地域と手を取り合い、ネット社会の悪から子どもたちを守っていかなければならない。