モラルBOX日記

【半田市立亀崎中】創立70周年 亀中家族70年の絆(きずな)

公開日
2017/01/20
更新日
2017/01/20

ちょっといい話

 本校にとって平成28年度は、学校や地域をこれまで以上に深く知り、またそれらの更なる発展を考える年となりました。12月1日、ユネスコ無形文化遺産に登録された『山・鉾(ほこ)・屋台行事』の一つである潮干祭。その舞台となる半田市亀崎にある本校は、登録が決まった翌日から、喜びとお祝いのムードに包まれました。しかし、今年度の喜びはこれだけではありません。今年度、本校は創立70周年という特別な年を迎えました。節目の年のお祝いとして、年間を通して様々な記念行事を行ってきました。その集大成となったのが、10月29日・30日に行われた『高根祭』です。
 文化の部では、本校OBの協力を得、これまでの伝統を知る目的で、亀崎中学校の歴史を振り返る企画を行いました。大変盛り上がったのが、「先輩に話を聞こう」というコーナーです。スクリーンに映し出されたのは、昭和25〜55年度卒業までの広い世代の先輩方。当時のクラス編成や所属していた部活動、学校生活の思い出など幾つかの質問に答えていただきました。67年前の昭和25年は1クラスに55人の生徒がいたことや、現在は存在しない部活動があったこと、戦後で家庭ごとの状況が違うため昼食の時間は家に帰って食べる生徒もいたことなどを知り、思わず漏れる「へぇ〜」「なるほど」の声で体育館がいっぱいになりました。現代に近づくにつれて、徐々に今の自分たちとの共通点が増えていくインタビュ−から、伝統が創り上げられてきた軌跡を辿(たど)ることができ、亀崎中学校をもっと大切にしたいという思いが強まりました。また、先輩方から生徒への応援メッセージもあり、みんなに見守られているのだと実感する企画となりました。
 2日目の体育祭の部では、70周年記念リレーや記念演舞を行いました。本校には、「亀中家族」というスローガンが存在します。亀崎中学校の生徒・卒業生・保護者・職員・地域の方みんなが支え合い、助け合う心を大切にしようというものです。今年度は70年間築き上げてきた伝統の下、亀中家族が一つになったと感じられる『高根祭』になりました。
 これからも本校では、生徒たちが温かい人々に囲まれ、歴史ある地域で育つことに感謝し、恩返しできるような活動を行っていきたいと考えています。