モラルBOX日記

【美浜町立奥田小】「思いやりの大切さを学ぶ〜人権週間の取り組み〜」

公開日
2017/01/27
更新日
2017/01/27

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 12月4日から10日までの人権週間に先駆け、本校では、11月28日から12月2日までを校内の人権週間として、友達のよさを認め合ったり、障害のある人や高齢者についての理解を深めたりする取組を行いました。
<主な取組>
 ○人権に関する校長講話…朝会時
 ○人権に関する本の読み聞かせや、道徳の授業の実施…全学年
 ○人権に関する作文やポスター、習字、標語等の作成…全学年
 ○福祉実践教室(視覚障害をもった方との交流・点字体験)…4年生

 朝会時の人権に関する校長講話では、『わたしのせいじゃない』と『たいせつなあなた』という2冊の絵本の読み聞かせを行いました。『わたしのせいじゃない』という絵本では、学校の休み時間に起こったいじめについて、それぞれの立場の子供が「見ていなかったから知らない」「怖かったから、見ているだけだった」「大勢でやったから…」「普通ではないその子のせいだ」「自分には関係ない」と責任逃れをする姿が描かれています。読み聞かせを聞いている児童の多くは、真剣な表情で耳を傾け、低学年の児童の中には、「自分はそう思わない」と首を横に振る姿も見られました。
 また、4年生で行った福祉実践教室では、視覚障害をもった方から普段の生活の様子を聞いたり、点字を書いたりする体験をしました。初めは、目が見えないと、できないことが多いのではないかと思っていた児童も多かったようですが、実際に話を聞いてみると、自分たちの生活とそんなに変わらないことも多くあることに驚いていました。点字体験をした後は、一緒にゲームをしたり、給食を食べたりと楽しい時間を過ごすことができました。後日、お礼の手紙を書いた際には、目の不自由な方へも伝わるようにと、児童一人一人が手紙を読み上げてCDに録音したものを、一緒にお渡ししたいという意見が出ました。
 今後も、人権週間の期間だけでなく、いろいろな場面で友達のよさを認め合ったり、障害のある人や高齢者についての理解を深められたりするような活動を行っていきたいと考えています。 

  • 2837318.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10512523?tm=20240815153205