【武豊町立富貴小】道徳の時間 授業記録〜目標に向かって〜
- 公開日
- 2017/02/03
- 更新日
- 2017/02/03
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
自分でやろうと決めたことに対しがんばろうとする気持ちをもち、努力し続けていくことのよさを感じ取ることのできる児童の育成をねらいとした道徳の授業を、2年生で行いました。
資料は、「あかるいこころ」に掲載されている『とびつくカエル』を使用しました。ねらいに迫るため、以下の三つについて工夫し実践を行いました。
一つ目は、低学年児童の気持ちを喚起させるような具体物の使用です。ペープサートや紙芝居風の挿絵を取り入れたことで、児童がより集中して資料の場面を捉えやすかったと感じました。
二つ目は、互いの意見を発表させる場の設定です。資料を前後半に分け、前半を範読した後、「何度も跳び続けているカエルを見たときの道風は、どんなことを思っていたのでしょう」という発問に対して、「やなぎの葉っぱはどんなかな」や「カエルにやなぎを近づけてあげよう」といった少数意見も出ましたが、考えを交わすうちに、「いつまでも字が書けないけど、カエルもがんばっているからがんばろう」や、「これからも字を書くのをあきらめずにやろう」といった考えにまとまっていきました。
他の発問についても児童は活発に意見を発表したり、他者の意見を聞いて再び考えたりする姿が見られました。
三つ目は、自分の考えを、言葉で表現させるためのワークシートの活用です。授業の後半で、「今日の授業で思ったことや、大切だと気付いたこと」について振り返る時間がありました。「できないことをすぐにあきらめないようにがんばりたいと思いました」、「すぐにあきらめたら後悔するから、絶対あきらめないようにがんばりたいです」など自分に置き換えて考え、また、自分もあきらめずにがんばり続けたいという思いをもつことができた児童が多かったです。