【豊田市立新盛小】「いじめゼロ」を合言葉に(全校活動)
- 公開日
- 2017/02/15
- 更新日
- 2017/02/15
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
全職員が「いじめや不登校はどの学校でもどの子にも起こりうる」という認識をもち、小規模校の利点を生かし、「全職員が全児童の学級担任」という意識で指導に当たっています。取組の一つとして、年に4回(6月、9月、12月、2月)、心のチェックシート(児童アンケート)を実施しています。心のチェックシートでは、担任が丁寧に説明し、子どもが本音でアンケートに答えられるよう心がけています。その結果を基に教育相談を行い、担任が児童一人一人としっかり向き合い、悩みを聞いています。6月の教育相談の結果では、いじめの認知数は0件であり、悩みを抱えている子もいませんでした。教育相談の結果については、新盛っ子を語る会において報告し、職員の共通理解を図っています。
9月、全学級でいじめを題材とした道徳の授業を行いました。授業のまとめとして、いじめ防止キャッチコピーを考える場をもち、児童一人一人の当事者意識を高めました。そんなとき、学校でいじめが起こり、臨時の全校集会を行いました。校長が「学校生活で楽しいこと、うれしいこと」、「されたら嫌だと思うこと、してほしくないこと」を子どもたちに問いかけ、子どもたち一人一人が自分の思いを発表しました。この集会を受けて、「いいことみつけ」のポストを作り、子どもたち同士で、友だちのいいことを紹介する取組を行いました。ハート型の掲示板にたくさんの「いいことみつけのカード」が貼られました。その後、いじめは終息し、2月の教育相談では、どの児童も学校生活に大きな悩みを抱えていないことが担任により確認されています。
<児童がつくったいじめ防止キャッチコピー>
・これからも けんかしないよ なかよくしよう
・かなしいな ひとのきもちを かんがえて
・弱いとか強いとか かんけいないよ 友だちだ
・思いやり みんなにこにこ うれしいな
・一言で その子の人生 かえちゃうよ