【長久手市立南小】福祉実践教室
- 公開日
- 2017/02/21
- 更新日
- 2017/02/21
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年、5年生の児童を対象に、講師を招いて福祉実践教室を行っています。本年度は「車いす」「手話」「点字」「盲導犬」「視覚障がい者ガイドヘルプ」「高齢者疑似体験」の6講座を実施し、児童はその中から二つの講座を選択し、体験学習をしました。講師の方の話や体験から、障がいをもつ方の生活の仕方の工夫を知り、障がいに対する理解を深め、自分たちにできることを考え実践しようとする態度を養うことを目的にしています。
手話体験では、口パクゲームをしながら、手話のよさを学んだり、車いす体験では、実際に車いすに乗り、段差を越えるのに四苦八苦したり、視覚障がい者ガイドヘルプでは、アイマスクをつけて歩いてみて、ガイドヘルプの大切さを実感したりしていました。
<児童の感想>
・点字体験をしました。点字は色々なところにあることを知りました。ジャムやエレベーター、絆創膏(ばんそうこう)などにも点字が使われていました。これからは身の回りにある点字を気にしながら生活したいと思いました。
・盲導犬は、目の不自由な人のために一生懸命働いていることが分かりました。横断歩道で車が来ていたら、パートナーの人に「進め」と言われても絶対に進まないそうです。命を守る大切な仕事をしているということが分かりました。
・高齢者疑似体験では、体に高齢者になりすます道具を付けました。椅子に座ると、肩が痛くなりました。階段を降りるときは、思うように動かないので、落ちないか怖かったです。大変そうなお年寄りがいたら、何か手伝いたいと思いました。
5年生はこの体験をもとに、福祉について更に調べ学習を行い、「見つけよう、見直そう、私の中の福祉の心」をテーマに学習発表会で発表しました。
福祉についての学習を通して、困っている人や手助けが必要な人がいたら、まず声を掛け、相手の立場に立って、自分たちができることを行っていこうとする気持ちがもてたのではないかと感じました。