【犬山市立城東小学校】思いやりいっぱい
- 公開日
- 2017/06/16
- 更新日
- 2017/06/16
ちょっといい話
給食片付けの時間、一人の女の子が幾つもの食器を片付けに持ってきました。理由を聞くと「これは、自分の分と足をけがした子の分と手をけがした子の分。」と当たり前のように答えます。このクラスには、足を捻挫して松葉づえの子、手首を骨折している子がいるのです。その二人の食器を持ってきてくれていたのでした。
様子を見ていると、席を立つときには、誰も何も言わなくても前の席の男の子がさっと松葉づえをもって渡します。荷物も気付いた子がもちます。移動するときや下校するときには「○○さんからだよ。」と松葉づえの子を先に行かせようとします。そして、たとえ追いついても決してだれも「早くして。」と言わないし、抜かすこともしません。
また、けがをした子たちも周りの子たちに甘えず、自分のやるべきことを弱音をはかずにやろうとします。こっちが気付いて「無理にやらなくていいんだよ。」と声をかけても「大丈夫。」と言って自分の係の仕事や当番の仕事をやり遂げようとするのです。だからこそみんなが助けたくなるのかもしれません。けがをした子の頑張りとまわりの子たちのやさしさで、心温まる毎日です。
早く二人のけがが治ってみんな元気に活動できることを願ってやみません。