モラルBOX日記

【豊山町立豊山中学校】他者を思いやる心

公開日
2017/08/08
更新日
2017/08/08

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 生徒たちが幼い頃から親しんでいる「アンパンマン」の作者であるやなせたかしさんの生き方やアンパンマンに託した思いを取り上げて、1年生で公開授業を行いました。公開授業を実施した1年D組の級訓は、「アンパンマン」です。自分たちの学級を毎日見守ってくれているアンパンマンの姿を通して、「他者を思いやる」とはどういうことなのかを考えました。「アンパンマン」を創作する際のやなせたかしさんの強い動機でもある、「正義」=「困っている人を助ける」ということ。生徒たちは、やなせさんの「正義」とは、相手を倒すことではなく、目の前にいる人にそっと手を差し伸べることであることを学びました。困っている人に手を差し伸べることは、大切だとわかってはいましたが、今までは自分の都合を優先していたことに気付くことのできた生徒は、今後、他者のために労を惜しまず行動できるようになりたいと述べていました。
 ささやかな親切や思いやりの精神によって、他者を助けるヒーローを描きたかったやなせたかしさんの思いを共有し、実生活において他者を思いやり、ともに助け合っていけるよう、日々の授業や学校生活、部活動等の中で生徒たちの心を育んでいきたいと思います。