モラルBOX日記

【飛島村立小中一貫教育校飛島学園飛島小学校】 心に人権の花を咲かせよう

公開日
2017/08/08
更新日
2017/08/08

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎年、村の人権擁護委員さんとともに「人権教室」を開催し、「命の大切さ」や「思いやり」について考える時間を設けています。今年は、東日本大震災により、ふるさとを離れて避難して暮らしている子供たちが差別やいじめを受けていることについて、人権擁護委員さんからお話を聞きました。被害を受けた子の言葉や、その母親の手記の朗読を聞いた後、「自分ならその子にどんなことができるか」を各自考え、グループで話し合いました。「『大丈夫?』と声をかける」「遊びに誘う」「先生や周りの大人に相談する」などの意見を全体の場で共有しました。
 「いじめは絶対にいけないし、自分も絶対にしないと誓いました」「困っている友達がいたら、私も声をかけて一緒に遊んであげたい」などの感想が寄せられました。
 また、今年度は、「人権の花運動」にも参加しており、5月に飛島村長さんや名古屋法務局津島支局長さん、村の人権擁護委員さんと一緒に、プランターに花の苗を植えました。「みんなの心にもきれいな花を咲かせましょう。」という児童会長の呼びかけに応じて、各クラスで協力し合って水やりをし、きれいな花を咲かせることができました。「水やりのタイミングや水の量が難しかった」「苗をしっかり深く植えることが難しかった」「水やりを忘れて、友達に助けてもらってうれしかった」といった感想が聞かれました。学園が華やかに彩られ、児童の心にも達成感が広がり、学園の生活がより明るく、より優しく進んでいるように感じます。育てた花は、役場や保育所、消防署など村内の施設や福祉施設に寄贈し、喜んでいただくことができました。