モラルBOX日記

【日進市立梨の木小学校】 心温まる縦割り「なしっこ班」活動

公開日
2017/08/08
更新日
2017/08/08

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 梨の木小学校では、「なしっこ班」という1〜6年生の縦割りで構成された班があります。この班で行う活動には「なしっこ活動」「なしっこ遊び」「なしっこリーダー会」があり、「1年生を迎える会」や「なしっこカップ」など、様々な楽しい活動が子供たちにより計画・運営されています。また、月・水・木曜日は、「なしっこ班」による清掃活動も行っています。
 4月、新しい「なしっこ班」が決まると、まず、「なしっこ班」の目標などを決めます。1〜54班までのうち、22班は、班名を「2こ2こ(にこにこ)」、目標を「楽しく協力して助け合おう」と決めました。班のみんなで集合写真を撮って、班名や活動目標とともにポスターにして昇降口に掲示します。
 「なしっこ班」を構成し、活動させるねらいは、児童の主体性を養い、思いやりや協力の大切さを学ばせることです。
 「1年生を迎える会」では、6年生が1年生の歩調に合わせてゆっくり、手をつないで一緒に、4年生が作ったアーチの下をくぐって入場します。それを、5年生を先頭に並んだ、「なしっこ班」の子たちがにこやかに見守っています。1年生は満面の笑みで誇らしげでした。
 運動会の予備日は、なしっこ班でお弁当を食べる「なしっこ弁当」の日です。「なしっこ班」の人と、仲良くお弁当を食べ、その後、レクリエーションを行いました。あいにくの小雨でしたが、計画した遊びを室内遊びに変更したりして、どの班も時間を上手に使って仲良く活動することができました。
 ある6年生は、「なしっこ班の上級生の人に優しくしてもらって、一緒に遊んでもらって、とても楽しかった思い出があるので、下級生に同じ思いをもってもらいたいし、自分も楽しく過ごしたい」と話していました。「なしっこ班」の活動の意義やねらいを教職員も児童もしっかり理解して、この良き伝統を続けていきたいと思います。