本校では、日頃の感謝の気持ちを伝える機会を設けています。
　１つ目は、毎年２月に開催している全校集会「ありがとうの会」です。子供たちのためにボランティアで活動してくださっている方々を招いて、感謝状を渡したり、歌を歌ったりしています。この会をきっかけに、自分たちを支えてくれている方々が大勢いることや活動の内容などに、改めて気づくことができます。また、地域の方の顔を覚え、すすんで挨拶をしたり、自分たちにできることはないかと考えて活動したりしています。
　２つ目は、全校で取り組んでいる「ツバメール」です。友達の温かい気持ちや励ましなどをカードに書いて送る活動です。「一緒に遊んでくれてありがとう」「掃除をしっかりやっているね」など、友達のよさをすすんで見つけ、ありがとうの気持ちを伝えています。「ツバメール」が自分のもとに届くと、自然と笑みがこぼれ、うれしそうに読んでいます。各学級にある「ツバメール」の掲示板は、心が温かくなるような言葉であふれています。
　感謝の気持ちを、自分の言葉で伝える。意識しないと、なかなかできないことだからこそ、そんな機会をもつことで、子供たちの中に、相手のことを思いやったり、尊重しあったりする心が育ってきていると思います。