【北名古屋市立五条小学校】楽しく安全に利用するために
- 公開日
- 2017/09/08
- 更新日
- 2017/09/08
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では毎年夏休みを迎える前に、6年生と保護者を対象に情報モラル教室を行っています。本年度は西枇杷島警察署・生活安全課の方を講師にお招きし、「身近にひそむサイバー犯罪について」〜インターネット・携帯電話から起こるトラブルと、安全な使い方〜という内容で、インターネットやメールに潜む危険について2本の動画を見ながら、お話をしていただきました。
オンラインゲームを通して知り合った友達。最初はプロフィールの交換から始まり次第に仲良くなりました。ところが、何度かメール交換をするうちに次第に要求がエスカレートし、最後は脅迫メールに。実は通信した相手は、子供になりすました大人だったのです。
ネット社会は自分の友達とつながっていますが、同時に世界中の人たちともつながっています。特に、顔の見えない相手とのやり取りは気を付ける必要があります。また、一度ネット上に流れた画像や動画は、あっという間に拡散し削除することは不可能です。安易に相手に送らないよう気を付けましょう。
なかよしグループでチャットをし、遊びに行く約束をしました。そこで「あの映画、面白くない」とか「○○くんはなんで行くの」などと送信したところ、友達から反感を買い、仲間外れにされてしまいます。
安易な表現は時として意図を取り違え、他人の心を傷つけてしまいます。相手の表情が見えないネットの世界では、言葉をよく選ぶことが大切です。
自分たちの身近なツールからトラブルに巻き込まれていくお話に、子供たちは終始真剣な表情で授業を受けていました。インターネットの世界は便利で楽しいものであると同時に、間違った使い方をすれば怖いものにもなり得るということがよく分かりました。児童のほとんどが、何らかの形でSNSを利用しており、こうした機会はこれからますます増えてくると考えられます。今回の授業で、楽しく安全に利用しようとする気持ちが高まりました。実際に使用するときはきちんとルールを決めておくことが大切です。