【知多市立岡田小学校】「はきものそろえ」の心、じんわり確実に育ってます
- 公開日
- 2017/11/27
- 更新日
- 2017/11/27
ちょっといい話
始業式で校長先生が「あいさつ・返事・はきものそろえ・ありがとう」を4つの願いと位置づけ、話しをされました。4月の朝会では、児童のよいところを認め褒める一方で、はきものそろえに関しては実際に靴を手に、こんなふうにするといいよ、と伝えました。
校長先生の話に、張り切る子供たち。でも日々のことですので、いつもばっちりとはいきません。昇降口の靴箱はよくなったのですが、乱れがちだったのはトイレのスリッパ。そんな中、高学年では自主的にスリッパ見回り隊なるものが登場し、自分たちの教室以外の階もそろえにいくようになりました。はじめは乱れていると自分たちがそろえていたのですが、低学年の子供がそろえているのを見て「えらいね」「ありがとう」と声をかけたりするようにもなりました。
2学期になってから、ある学年のトイレのスリッパが、遠くまで飛んだりごみ箱に入ったりしていました。悲しいできごとでした。教師はその様子を写真に撮りました。続いてしまうようだったら、写真を掲示して再発防止を呼びかけようかと思ったからです。各担任がクラスで話をしました。「何かつらいこと困っていることがあってこんなことをしてしまった人がいるのかもしれない。それなら、だれかに相談してほしい。周りの人ができることは、犯人捜しではなく、これからもはきものそろえを続けていくこと」と。
幸い、乱れた写真を掲示する必要はありませんでした。日々の生活の中で、子供たちが自然にはきものをそろえる姿がみられます。急いでいたためか、ちょっとよそを向いているスリッパがあったときは、気づいた子供がそろえています。その様子に、職員も心が温かくなりました。