【常滑市立大野小学校】思いやりの気持ちを育む「ふれあい遠足」
- 公開日
- 2018/04/13
- 更新日
- 2018/04/13
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
大野小学校では、相手のことを思いやる気持ちを育てるために、ペア学年での活動を行っています。1年と6年、2年と4年、3年と5年がペア学年になり、1年を通してレクリエーションや読み聞かせを行ったり、給食を共に食べたりしています。
それらの活動のスタートとなるのが、5月初めに行う「ふれあい遠足」です。事前準備で、高学年の実行委員を中心に遊びを考えます。6年生は、ふだん自分たちで行うフライングディスクのルールを少し変えて、1年生も楽しめるように工夫しました。6年生がとったフライングディスクを、ペアの1年生に渡して投げてもらうことにしたのです。このルールによって、フライングディスクを投げられる1年生は大喜び!自然に自分のペアの6年生を応援し、6年生はフライングディスクを渡すたびに、「ありがとう!」と笑顔でお礼を言われてますます張り切っていました。
同級生の中では、相手の気持ちを思いやることがなかなかできない児童も、相手が下級生であることで、一生懸命に相手が喜ぶことを考えます。そして、素直な「ありがとう」の言葉に、相手を思いやるよさを体験することができるのです。
「ふれあい遠足」の帰り道では、走り出す1年生の手を自然につなぎ、交通安全に気を配ったり、遊び疲れてしまった1年生に、歌を歌って励ましながら歩いたりする6年生の姿が見られました。