モラルBOX日記

【岡崎市立細川小学校】動画との正しい付き合い方

公開日
2018/07/30
更新日
2018/07/30

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 児童のなりたい職業アンケートで急増しているのが、ユーチューバーである。これは、動画共有サービスなどの動画の存在が、児童にとって身近にあることに起因すると考えられる。自分のスマートフォンを持っており、動画を見たりゲームをしたりしている児童もいる。また、自分のスマートフォンを持っていなくても、親のものを借りて、動画を見ている児童もいる。
 そこで、本校では5年生を対象に、動画との付き合い方について道徳科の授業を行った。本時では、「小学校の近くの公園で、腕相撲をした様子を【○○小学校の○○くんと腕相撲で勝負】というタイトル名で掲載されたらどう思うか」と、「もらったお年玉を開封する動画を掲載し、見た人はどう思うのか」の二つの事例について考えた。
 一つ目の事例は、「自分の顔や名前が多くの人に知られてしまう」「動画を見た人に、自分が○○小学校に通っていることが知られてしまう。もし悪い人に見られたら、怖い思いをするかもしれない」というように「個人情報の漏洩(ろうえい)の危険性」について考えることができた。
 二つ目の事例は、「自慢しないで」「こんな動画見てもおもしろくない」といったように、動画の投稿者を非難する考えが多くあがった。
 授業の最後に、自分たちがどのように動画と付き合っていきたいかを考えた。児童はワークシートに、「動画を撮るときは、自分の情報を教えないようにしたい」「動画を見る人の気持ちまで考えて、投稿するようにしたい」「もし、将来ユーチューバーになったら、人が嫌な思いをする動画ではなく、笑顔になる動画を出したいと思った」などと記載していた。
 児童にとって身近な存在になってきている動画。正しく使えば面白いのかもしれないが、そこには危険があることを考えることができたのではないかと思う。 

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