モラルBOX日記

【知多市立旭北小学校】 心を育てる「読書活動」

公開日
2018/11/19
更新日
2018/11/19

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、月・金曜日の8時25分から40分までの15分間を「読書タイム」とし、読書活動をしています。
 本校には、ボランティアのお母さん方で構成される「スマイル」という読み聞かせサークルがあります。活動は月に1回ですが、その読み聞かせバリエーションは、幅広いのです。毎回数冊の絵本を読み聞かせてくださるだけでなく、ブラックパネルシアターや大型スクリーンを使った生演奏付きの読み聞かせなども行ってくださいます。長い間活動をしていらっしゃる方も多く、子供たちは瞬時に物語の世界に引き込まれていきます。毎回、児童はこの読み聞かせを楽しみにしており、リクエストカードに読んでほしい本を記入して、リクエストボックスに届けに行く児童もいます。また、卒業間近の6年生には、「卒業祝い読み聞かせ」を行い、6年生の担任とコラボレーションしたクイズや、この時期の6年生に伝えたい詩や物語を吟味して読み聞かせてくださいます。「卒業祝い読み聞かせ」の1時間、6年生は物語を楽しんだり、新たな本や詩から刺激を受けたり考えさせられたりします。そして「スマイル」の皆さんに見送られ、感謝の気持ちや卒業する寂しさを感じながら部屋を出て行きます。「詩が心に強く残った」「今まで当たり前に感じていたけれど、読み聞かせが中学校にはないのを知って、自分たちは幸せだったのだと感じた」と感想をもった児童もいました。
 毎月2〜4冊の本を6年間読み聞かせていただくと、約200冊になります。それだけの本に出会わせていただける機会をもつ児童の環境は恵まれていると思います。
 また、秋の読書週間には、図書委員会による「読書祭り」が行われます。本のタイトルがしりとりになるように借りられたら、委員会手作りのしおりがもらえたり、担任による読みきかせが行われたりして、より本と親しくなれる数週間です。
 これからも多くの本と出会い、読み、感じることで、想像力と心を大きく育てていってほしいと思います。