【弥富市立十四山中学校】心通うコミュニケーションで
- 公開日
- 2018/11/28
- 更新日
- 2018/11/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、校訓「自主・自立」のもと、「自ら心身を鍛え、強く生きる生徒」「自ら進んで学習し、正しく判断する生徒」「互いに意見を聞き合い、助け合い、磨き合う生徒」を目指す生徒像としてとらえて、様々な教育活動を行っています。その一環として行われている、全校生徒と教職員、保護者参加による学校保健委員会について紹介します。
5月に、第1回学校保健委員会を行いました。テーマは「心の成長ってなんだろう」です。事前に全校生徒から「イライラすることについて」アンケートを行い、それをふまえて保健委員会のメンバーがロールプレイを行いました。友達同士のトラブルや家庭での兄弟げんかのロールプレイを見て、生徒はどんな言葉や行動だったらよいのかを考えました。その後、スクールカウンセラーから思春期における心の成長についての話を聞き、一人一人感じ方が違うこと、違うからこそ気持ちを理解し合うことが大切であることを学びました。
第2回学校保健委員会は、10月に行いました。テーマは、「伝わるコミュニケーションって何だろう?」です。生徒は二人一組のペアをつくり、三つのゲームを行いました。一つ目は、話をする人と話を聞く人に役割を決めます。話をする人は自分の好きなことについて話をし、聞く人はそれを無表情・無反応で聞くというものです。互いに気持ちが伝わらないことを強く感じました。二つ目は、「数字あわせじゃんけん」です。ペアで1から10までの数字を決めておき、「せいの」で互いに片手で0から5の数を指であらわします。その合計が、最初に決めた数字に合えばOKです。ゲームの回数を重ねるたびに相手が何を出すか、自分が何を出したら合いやすいか、どんな数字に決めておくと合いやすいかなど、自然と相手の意図を察するようになってきました。互いの意図を察する際は、これまた不思議と互いに笑顔です。三つ目は、リフレーミングです。互いに自分の短所を出し合い、ペアの短所を長所に言い換えるというものです。最後に、スクールカウンセラーの話を聞き、今回の三つのゲームのねらいとコミュニケーションにおいて、相手の気持ちを理解することの大切さはもちろん、そのためには声の調子、表情、仕草も大切だということを学びました。
今後、生徒が互いに上手なコミュニーケーションをとりながら、学習や行事の場面で協力して解決・目標達成していく姿が期待されます。