【豊田市立伊保小学校】ちょっと待って そのキャラクター載せてもいい?
- 公開日
- 2019/01/07
- 更新日
- 2019/01/07
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
4年生が、情報モラル教育の一環として著作権に関する授業を行った。事前アンケートで「著作権という言葉を聞いたことがある」という児童は、24名中6名であった。4年生の実態として、著作権に対する意識の低いことが分かった。そこで、授業では、次の場面を取り上げた。
学級新聞係の健二くんは、欠席している太郎くんのイラストを学級新聞に取り入れたいと思い、勝手に載せてしまう。自分の考えたイラストを勝手に使われた太郎くんの気持ちと、使ってよいか尋ねてから使った場合の太郎くんの気持ちを考えたり、二つの場面の違いは何かを考えさせたりした。(参考資料:著作権情報センター「けんじくんの学級新聞作り」)
振り返りでは、「自分で考えたイラストや友達の考えたイラストをもっと大切にしていきたいと思いました」「ぼくは、自分で考えたイラストを勝手に使われたくありません。だけど、使っていいかと聞かれると少し気持ちが変わってくると思いました」「この勉強をして、使っていいか聞いただけで相手はうれしくなると思いました。でも、勝手に使うと相手は悲しくなると思います。だから私も気をつけていきたいです」などの感想が出た。
この授業を通して、仲のよい友達の作品、そして、自分自身の作品にも著作権があり、その権利や他人の作品を大切にしていこうという気持ちをもつことができた。
高学年になると、インターネットを活用した調べ学習の機会も増えてくる。安易に画像や文章をコピーしてはいけないことや、作品の盗用といった内容についても授業に取り入れていきたいと思う。