【豊田市立前山小学校】 5年 道徳の授業実践より
- 公開日
- 2019/01/29
- 更新日
- 2019/01/29
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
5年生の実践を紹介します。子供たちの中に、高学年として、「時間を守る」「声をかけ合って皆で協力する」など、責任をもって行動したい、という意識が芽生えてきました。その一方で、「誰も見ていないところでは、やるべきことをやらずに、ごまかしてしまう」という行動もあります。
そこで、「のりづけされた詩」を教材として授業を行いました。
主人公の和枝は、文集に載せる詩を書けずに悩んでいるところに、ぴったりの詩を詩集から見つけ、思わず写してしまう。それを友人から褒められて悩み、家に帰って一人で考えていたが、最後には先生に正直に話したという内容です。
表情をあらわすイラストを用意し、子供たちに選ばせることで、詩が書けずに悩んでいる和枝の思いに寄り添う発言が出ました。また、写した詩を友人に褒められ、家に帰ってからの葛藤も、板書を生かして話し合いました。まとめでは、「正直に言ったり行動したりすると、自分もすっきりするし、もうやらないぞと決意することができる」という意見が出ました。
授業の中での「やりたくないけど、写せば、いい詩ができちゃう」という発言には、人間の弱さが出ており、話合いにも生かされ、情報モラルに対する意識も高めることができました。