【知多市立八幡中学校】新聞を用いた教育活動
- 公開日
- 2019/01/29
- 更新日
- 2019/01/29
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、社会的事象に関心をもち、それに対して自分なりの考えをもつことができる生徒の育成を目指している。そのために、全学年のフロアに新聞コーナーを設置し、いつでも生徒が新聞を読めるようにしたり、教員がおもしろいと思った新聞記事を校内に掲示したりと、新聞を用いて様々な取組をしている。
また、社会科の授業では、定期的に新聞記事を用いた授業を行っている。この授業では、社会的事象について考えさせたり、個人の考えをもたせて他者と意見交換をさせたりすることを目的としている。1学期には、「ボランティアは無償であるべきか」という新聞記事から、ボランティアの意義について考えさせた。無償であるべきと答えた生徒は、「ボランティアはその人の気持ちの表れであるから、お金などをもらうことはおかしい」という考えだった。逆に無償であるべきでないと考えた生徒は、「お金を支払うことで困っている人を助けようとする人が増えるからいいのではないか」という考えをもっていた。
2学期には、ロボット社会について紹介する新聞記事を用いて授業を行った。新聞記事から情報をインプットし、自分なりの記事に対する考えをアウトプットさせた。生徒の中には、「自分たちの仕事が将来、AIに奪われてしまうのが心配」「将来の私たちがどうやってAIと関わって仕事をしていくのか楽しみ」など両方の意見を聞くことができた。豊かな生活になることは間違いなく、どうやってロボットと人間が共存していくかが大切だというまとめで終わった。
こういった社会的事象に対して自分なりの考えをもたせる教育活動を、これからも本校では大切にしていきたいと考えている。