モラルBOX日記

【半田市立雁宿小学校】 情報の取扱い方

公開日
2019/02/26
更新日
2019/02/26

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 6年生を対象に、情報モラル学習を行いました。はじめに、身近で使えるインターネットについて尋ねると、スマートフォン、タブレット、ゲーム、パソコンなどの意見があげられ、多くの児童が利用していることが分かりました。そこで、「インターネット上での情報の取扱いについて考えよう」という学習課題のもと、映像資料「私は、書いていない」を視聴しました。
 〜資料のあらすじ〜
 たくやの学校では、校内で掲示板が稼働し、子供たちも日常的に利用している。ある日、誰かが集会委員会の委員長である「みか」になりすまし、「今日の昼休みにドッジボール集会を開催します」というお知らせを流す。昼休み、掲示板を見た子供たちが、運動場に集まってくるが、みか自身は、そのような情報が自分の名前をかたられ流されているのを知らないため、教室で友達と話している。たくやがみかを探し詰め寄るが、みかは「自分は書いていない」と主張する。
 
 授業では、まず、掲示板を見て運動場に集まった子供たちの気持ちを考えた後で、名前をかたられたみかの気持ちを考え、話し合いました。この話合いを通して、「なりすまし」は情報を受け取る側と名前を使われる側の双方に混乱を与え、傷つけることを確認しました。
 学習の後半では、「今後、みなさんは、SNSを通じて人とやりとりすることが増えます。どんなことに気をつけますか」と投げかけ、「情報を書き込む側」と「情報を利用する側」に分けて考えさせました。以下、子供たちの主な意見です。
○ 情報を書き込むとき
・正しい情報なのか確認する。
・なりすましをしない。
・個人情報は書き込まない。
○ 情報を利用するとき
・全てが正しいと思わない。
・いくつかの情報を見る。
・正しい判断を心がける。
 本時の学習を通して、「なりすまし」について知り、情報の正しい扱い方について理解を深めることができました。