【西尾市立福地中学校】立志の会講演「走って「夢」伝えたい」
- 公開日
- 2019/03/28
- 更新日
- 2019/03/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、生き方指導やキャリア教育の一環として、1年生では「福祉体験」、2年生では「先輩に学ぶ会」「職場体験」、3年生では「東京職場訪問」を行っています。今年度最後の取組として、西尾市吉良町出身のトヨタ紡織陸上部所属、糟谷悟さんを招いて、2年生の「立志の会」に合わせて特別講演を開きました。
糟谷さんは、「日の丸をつけて走る日本代表になる」という夢を目ざして練習していた矢先、29歳で悪性リンパ腫を患いました。しかし、同様に病気を経験しながらも世界トップレベルで活躍する選手に勇気づけられ、病気を克服し復活した経緯をお話しされました。講演の中で、「多くの人たちからメッセージをいただきました。自分のがんばりが誰かのためになり、勇気を与えられることを知り、それから『人のためにがんばろう』と走っています。これからも走り続けて、夢を多くの人に伝えていきたい」と夢をもつすばらしさを熱く語られました。
地域の方々に温かく見守られ、仲間思いに育った生徒たちですが、自分の存在になかなか自信がもてずにいたり、心に悩みを抱えたりしています。講演をとおして、「人からの励まし」「人のためにがんばること」が自分の生きる力になり、夢や希望をもちつづける原動力になることを学びました。
本校は、人との関わりの中で、自己有用感をもてる生徒を育てたいと考えています。今後も、どの子も自分が誰かの役に立っているという自覚がもてるように教育活動を推進していきます。