モラルBOX日記

【岡崎市立山中小学校】「ほけんだより」を活用した情報モラル教育

公開日
2019/03/28
更新日
2019/03/28

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 本校では、休日明けや長期休暇明けなどに、体の不調を訴えて欠席したり、保健室を利用したりする児童が多く見られた。児童に「どうして調子が悪くなってしまったんだと思う」と聞いてみたところ、何人かの児童から、「夜遅くまでゲームをやっていた」「友達とメッセージのやり取りをしていて、なかなか眠れなかった」という話が出た。また、懇談会等では、保護者から「ゲームやスマートフォンの取り扱いについてのことで、よく子供と言い争いになる」「メディア機器を通して友達とトラブルになることがあった」という話が聞かれることもあった。
 それを受けて、養護教諭が「ほけんだより」で、ネット依存・ゲーム依存・つながり依存の危険性や、使用する際のルールを決めることの大切さを、保護者や児童に向けて発信した。
 また、それを資料として、各学級の担任が、学級活動や道徳の時間等を通して、家庭でのメディア機器の使用状況を確認したり、メディア機器との適切な関わり方について考えたりする授業を行った。
 授業後の児童からは、「お母さんから依存症になるという話を聞いたことがあって、本当かなと思っていたけど、資料を読んでその恐ろしさがよく分かった」「自分を守るために、家でルールを決めてゲームやスマートフォンを使っていこうと思う」という感想が多く聞かれた。
 家庭によって差はあるものの、ゲームやスマートフォンなどのメディア機器は、子供たちの生活から切っても切り離せないものになっている。それらとどう適切に付き合っていくかについて、これからも学校と家庭とで連携を深めて考え、子供たちの健全な成長のために取り組んでいきたい。