【新城市立東郷中学校】地域を支える一人として「在宅医療と介護を考える会」
- 公開日
- 2019/06/05
- 更新日
- 2019/06/05
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、市内一斉学校公開日に合わせて、「在宅医療と介護を考える会」を実施しています。
新城市の高齢化率は、現在のところ37%を超えています。このような超高齢化社会において、地域ぐるみの助け合いが必要であると考え、新城市訪問看護ステーションの協力を得て実施しています。
市内はもとより、市街からも医師、薬剤師、在宅管理栄養士、介護支援施設、福祉用具メーカーなど全部で24事業所の専門職の方々によって、「医師の仕事って?在宅看取りの現場から」「高齢者疑似体験」「ウィッグの試着体験」「介護ロボットで創る新しい介護のあり方」など、魅力ある19の講座が開かれます。生徒は、その中で三つの講座を選び、体験します。生徒だけではなく、保護者や地域の方々も広く参加していただくように呼びかけています。
(昨年度の生徒の感想)
高齢者の気持ちが分かりました。目が見えにくいことや、腰が曲がることなどお年寄りの大変さが分かりました。これからは高齢者の方々に少しでもよい生活が送ってもらえるように、自分にできることをがんばりたいです。これから困っている人がいたら、助けたいと思いました。
どの講座にも、生徒たちが意欲的に体験している姿が見られました。生徒たちは、体験や在宅医療に携わる方々、一緒に参加した地域の人々とのふれあいを通して、地域の一員としての自覚を高めています。また、在宅医療を行っていくことの大変さや大切さを学ぶとともに、学んだことをこれからの生活に生かしていこうという意欲や、高齢者に対する気持ちに変化を感じることができました。
保護者の方からも、「在宅医療について理解しました。医師や歯科衛生士等の多くの方々が準備をしてくださったり、分かりやすく説明していただいたりして、感謝しています。大人も楽しかったです」という感想をいただきました。
本校の取組をモデルに、学校と在宅医療関係者とのつながりが他地域へも広がっていくことを願っています。本年度は、6月8日(土)の午後に開催します。