モラルBOX日記

【新城市立作手小学校】4年生道徳科「うれしい六着」の授業実践から

公開日
2019/09/06
更新日
2019/09/06

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 主題は、「自分で決めた目標に向かって、強い意志をもち、粘り強くやりぬく」とし、ねらいを「目標を達成するためには、強い気持ちが必要であることに気づき、これからの生活に生かそうとする気持ちをもつ」こととした。
 4年生児童は、男子8名女子7名の15名である。好奇心が盛んで、知りたい、やってみたいという気持ちが強く、特に道徳科や国語科では、全員発言ができる。また、素直で、指示したことを素早く行うことができる半面、次の行動を自ら考えて実行することが苦手である。また、困難なことに対して途中であきらめてしまう姿もしばしば見られる。
 そこで、読み物教材「うれしい六着」を活用して、あきらめず、最後までやりぬくことの大切さを考える授業を行った。水泳が苦手なたかしが、25m泳ぐ目標を立て、練習を重ねる。母親や先生、友達の応援を受け、苦しくても25m泳ぎ切るという物語である。児童は、たかしの気持ちを真剣に考えた。「自分で立てた目標だからあきらめたくない。」「応援してくれる人のためにもがんばりたい」「今まで練習をがんばってきたから、最後までやり切りたい」と、あきらめたくない気持ちを支えるものが何かを考えた。
 数日後のシャトルラン大会では、自分の新記録を出す児童が多かった。あきらめず最後まで、走り切りきることができた。道徳科の授業を通して、子供が自分自身の生き方を見つめる一助になった。