モラルBOX日記

【知多市立知多中学校】きまりや法の意義を考えよう

公開日
2019/09/06
更新日
2019/09/06

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、「特別の教科 道徳」の全面実施にともない、主題についての価値を深める場面に重点を置き、生徒が自ら考え、議論する授業づくりを目指しています。小グループで話合いをする際には、「話し合いマニュアル」を活用し、司会者を中心に意見交換をしています。また、各グループで出された意見を、ホワイトボードにまとめて全体に提示することで、新たに自分と異なる考えに接することができ、自分の考えを見つめ直し、深めることをねらいます。
 3年生では、きまりや法の意義について深く考え、主体的に守ろうとする態度を育てることをねらいとし、資料「二通の手紙」を使って授業実践を行いました。主発問で、懲戒処分の通告書を渡されたにもかかわらず、晴れ晴れとした気持ちで職場を去っていった主人公の真意について考えさせた後、「相手のためだったらルールを破ってもよいのか」という発問を加えることで、生徒の気持ちに揺さぶりをかけました。生徒からは、「何があってもルールは守るべき」「時と場合による」「自分で責任が取れるならよい」など、様々な視点から意見が出され、ルールを守るということの本質に迫る意見交換を活発に行うことができました。
 今後も、生徒が他者との関わり合いの中で自己の考え方や学びが深まるような授業展開を工夫し、実践してきたいと思います。